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藤井六段勝利!公式戦12連勝、王座戦本戦まで後1勝

第66期王座戦二次予選、畠山鎮七段対藤井聡太六段の対局が行われ、96手で藤井六段が勝ちました。これで公式戦12連勝となり、王座戦本戦トーナメント進出まで後1勝としています。


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先手の畠山七段が矢倉を選択し、藤井六段も追随します。戦後同型へ進むのかと思いきや、藤井六段は△4三金左!将棋ソフトが指すことから若手棋士の間で密かに注目されている一手で、堅さよりバランスを重視する現代将棋を象徴するような指し方です。

畠山七段は約1時間の長考の末、▲4五歩と仕掛けます。新旧の価値観が真っ向からぶつかる展開となりました。

先手の猛攻が続きますが、ここで△3二飛と転換したのが狙いの一手。歩切れの先手は銀取りの処置が難しく、▲3七飛に△2五歩で、5一の角にも活躍の道が開けました。

先手も飛車を取らせる間にギリギリの攻めを繋げて迎えた局面です。△同銀は▲2三金で寄ってしまいます。

ここで藤井六段は△1四角と指し、席を立ちます。畠山七段が最後の1分を使って秒読みに突入すると、▲3二銀成に対して戻ってから間髪入れずに△同角。先手に勝機が訪れた局面で、凄みのある勝負術を見せます。

ここで▲2四飛と打てば、△3三玉には▲2五銀がぴったりの追撃となり、先手に分がありそうな局面でした。

しかし一分将棋の畠山七段は▲2四金を選び、△6七馬で後手の勝ち筋に。後手玉は瞬間的に詰まない形で、▲3四金と取っても△4九飛で合い駒を強要されてしまいます。

勝った藤井六段は次戦で本戦出場を賭けて糸谷八段vs北浜八段の勝者と対戦します。

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