加藤一二三九段のバラエティー番組での大活躍や、藤井聡太六段が巻き起こしている将棋ブームにより、棋士のテレビ出演が増えている昨今の将棋界。そんな中、ついに羽生善治竜王が初のバラエティー番組出演となる、「嵐にしやがれ」(日本テレビ)に登場しました。
将棋ファンの視点から観ると、対局中はもちろん、将棋イベントなどで見せる羽生竜王の表情ともかなりギャップを感じる内容でしたが、終始楽しそうな羽生竜王の姿に親しみを覚えた視聴者は多かったのではないでしょうか。もしかすると30年後には現在の加藤九段のようになるのでは、と感じてしまいました(^-^;。
「嵐にしやがれ」を毎週見ていて、外出する日は録画しているという羽生竜王。アヒルを愛でる自身の動画が紹介されたり、加藤九段とのA級順位戦で1分間にみかんを3個食べられた話をしたりと、和やかなトークで番組が始まりました。
続いて嵐との山崩し(将棋崩し)対決へ。タイトル戦さながらの黒紋付で登場した羽生竜王は、「40年ぶり」という山崩しに大苦戦。音を立ててしまうたびに審判を務めた山口恵理子女流二段に、「先生、鳴りました」と注意されてしまいます。
勝負が佳境に入ると、ヒートアップした羽生竜王が思わず指2本で駒を取ろうとしてしまい、山口女流二段が「先生、指は1本でお願いします!」と慌てて止める場面も。
そして最終盤には、玉と角の2枚取りという高得点のチャンスを迎えましたが、自陣の一段目まで引き寄せた所で惜しくもカチャリ・・・
「あ~~~~~」
クイズ正解者がグルメを食べられるコーナーでは、羽生竜王ならではの解答が続出しました。
スタッフ:「食べてみたいものとかあります?」
羽生竜王:「えっとですね、あの、フーとか」
スタッフ:「フー?」
羽生竜王:「あのですね、ベトナムの・・・」
山口女流二段:「あ、フォーですね」
羽生竜王:「シェルターに入れないといけない?」
司会者:「いや確かに一杯あるけど!」
正解は「1匹だけで飼ってはいけない」だそうです。
司会者:「駒の動きにちなんだ店です」
羽生竜王:「うどん屋ですか?」
司会者:「なぜ?」
羽生竜王:「なる『と』が入っているので」
司会者:「あ~違います」
羽生竜王:「芋屋?」
司会者:「その心は?」
羽生竜王:「『なるときんとき』とかですか?」
司会者:「ちょっと頭良すぎるわ!」
正解は普通に「質屋」でした。
見事にクイズに正解し、ふわふわパンケーキをゲットした羽生竜王。タイトル戦のおやつでパンケーキの登場はあるのでしょうか(^-^;。
初のバラエティー番組出演で、非常に楽しそうだった羽生竜王。厳しい勝負の合間に良い気分転換となったようです。
テレビに引っ張りだこの加藤九段も、40代後半の頃はバリバリのトップ棋士で、現在の姿は想像もつきませんでした。30年後の羽生竜王はどうなっているのでしょうか(^-^;。