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羽生竜王vs藤井六段、早くも再戦か:王座戦決勝トーナメント

中村太地王座への挑戦権を争う第66期王座戦挑戦者決定トーナメントの組み合わせが発表されました。この中で羽生善治竜王対藤井聡太六段の公式戦2度目の対戦が早くも実現する可能性が急浮上しています。


前王座としてトーナメントへシードされた羽生竜王は右端の山で深浦康市九段と対局しますが、そのすぐ隣では屋敷伸之九段vs藤井六段の対戦が組まれています。深浦九段と屋敷九段も言わずと知れたトップ棋士ではありますが、過去の対戦成績では羽生竜王と藤井六段がそれぞれ46勝32敗、1勝0敗と勝ち越しており、両者が共に勝ち進んで2回戦で激突する可能性は決して低くはないでしょう。

羽生竜王と藤井六段の公式戦初対戦となった2月の朝日杯では、藤井六段が堂々たる指し回しで羽生竜王を下し、その勢いのまま棋戦初優勝を果たしました。しかし王座戦は早指しの朝日杯とは対照的に持ち時間5時間の長期戦で、しかも羽生竜王にとっては1992年以降は19連覇を含む26年連続でタイトル戦に登場している絶対的なホームグラウンドでもあり、対戦が実現すれば藤井六段にとってはさらに真価が問われる戦いとなります。

しかし一方の藤井六段も持ち時間が5時間以上の対局(順位戦、竜王戦、王座戦)では通算27勝1敗(!)と、早指し棋戦をも上回る驚異的な勝率を残しています。王座戦の舞台で羽生竜王をまたしても破るようなことがあれば、奇しくも1回戦の対戦相手でもある屋敷九段が持つタイトル挑戦の最年少記録(17歳10か月)を大幅に更新する可能性がかなり高まるでしょう。

羽生竜王と藤井六段の動向以外にも、久保利明王将と藤井猛九段の振り飛車党対決、渡辺明棋王と谷川浩司九段の中学生棋士対決、棋王戦で惜敗したバナナ王、永瀬拓矢七段と佐藤天彦名人の対戦など、注目カードが目白押しの王座戦決勝トーナメント。タイトル保持者が乱立する現在の戦国模様を象徴するような、強豪ぞろいのトーナメントを勝ち上がるのは果たして誰でしょうか?

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