第3期叡王戦七番勝負第2局、金井恒太六段vs高見泰地六段の対局が、福岡県宗像市にて本日行われています。
第1局は後手の高見六段が横歩取りで先勝しています。七番勝負は始まったばかりとはいえ、金井六段としては第1局がやや一方的な展開となったこともあり、本局は後手番ながら早くも正念場と言えそうです。
第3期叡王戦七番勝負第1局が名古屋城にて本日行われ、高見泰地六段が76手で金井恒太六段を破り、初のタイトル獲得へ向けて幸先良いスタートを切りました。用意の秘策先後はあらかじめ決められており、金井六段の先手で始まった本局は、後手の高見六段が横歩取りへ誘... 高見六段が先勝:叡王戦第1局を徹底検証 - 将棋を100倍楽しむ! |
昨夜行われた前夜祭では、地元のヴァイオリニストとピアニストの方による叡王戦のPVの音楽(岩代太郎作、「Once in a Blue Moon」)の生演奏が行われました。PVでこの曲を演奏した金井六段はもちろん、そのPVを何度となく見たという高見六段も翌日の対局へ向けて気合が高まったようです。
本日のニコニコ生放送では渡辺明棋王が解説者として登場しています。前夜祭の中継では戦型予想アンケートが行われましたが、渡辺棋王が「高見六段は先手番の矢倉が好きなのに、選択肢に矢倉が入っていないのはおかしい」と抗議すると、矢倉を加えて再度取り直されたアンケートでは矢倉が65%以上の支持を集めて圧倒的な1番人気に躍り出る場面もありました。歯に衣着せぬ渡辺棋王の解説は非常に分かりやすく、久々の登場ということもあり注目を集めそうです。
その他、現地では中田功七段と豊川孝弘七段による爆笑必至の大盤解説会が、幕張メッセで行われているニコニコ超会議では加藤一二三九段と糸谷哲郎八段による「目隠し大盤解説」なる斬新な企画がそれぞれ行われるようです。