2連勝スタートを切った藤井七段の順位戦3回戦。39名の中で僅か2名しか昇級出来ないC級1組では、順位が悪い藤井七段の位置では9勝1敗でも昇級出来ない展開も十分考えられ、一戦も気を抜けません。対戦相手の西尾六段は将棋ソフトの台頭が始まったばかりの頃からその将来性に目を付けていた理論派で、将棋界屈指のギターの腕前でも知られています。今期はここまで7勝2敗、順位戦も2連勝と好スタートを切っており、強敵を撃破して一躍昇級争いの主役に躍り出たいところです。
第77期C級1組順位戦、森下卓九段vs藤井聡太七段の対局は、藤井七段が104手で勝利しました。森下九段の鍛えの入った粘り腰と、藤井七段の常人離れした老獪な勝負術がぶつかった熱戦を検証します。 出典:Abema TV緩急自在先手の森下九段が得意の矢倉を目指したのに対... 藤井七段が森下九段に勝利、老獪すぎる中盤の勝負術を徹底検証 - 将棋を100倍楽しむ! |
両者は本局が初対戦となります。
両者1勝1敗で迎えた第3局。第1、2局は先手番がそれぞれ快勝を収めていますが、7割近い通算勝率を誇る両者の対戦でいつまでもワンサイドゲームが続くとは考えづらく、お互いの読みの波長が合ってくれば必然的に激戦となるでしょう。菅井王位は後手番ではかなり独創的な戦型選択も目立ちますが、是が非でもキープしたい先手番の第3局では第1局と同じくエース格の中飛車が有力だと思われます。
過去の対戦成績は菅井王位の6勝3敗です。