菅井王位が3勝2敗と防衛に王手を掛けて迎える大一番。逆に豊島棋聖としては後がない戦いですが、今シリーズはここまで全て先手番が勝利しており、先手番の本局をキープして最終局まで持ち込みたいところです。
過去の対戦成績は菅井王位の8勝4敗です。
藤井七段と、関西屈指の実力者である山崎八段の初対戦。王位戦はタイトル戦が佳境を迎えていますが、来期の予選が早くも開幕しており、1回戦から注目カード実現しました。山崎八段は独創的な序盤を得意とする力戦派で、昨年度はNHK杯とJT杯で優勝を飾るなど爆発力を兼ね備えたタイプでもあり、藤井七段と言えども早い段階で差を付けられてしまうと一気に持っていかれる危険もあります。
両者は本局が公式戦初対戦となります。
タイトルホルダー同士の一戦が公開対局で実現しました。対局数が増えることは一流棋士の宿命ではありますが、棋聖戦でタイトルを争った両者は早くも今期8度目の対戦となります。フルセットの末にタイトルを奪われた羽生竜王としては、10月以降の竜王戦へ向けて弾みをつけるためにも雪辱を果たして勢いに乗りたいところでしょうか。
過去の対戦成績は羽生竜王の14勝13敗です。