関西の若手実力者同士によるA級順位戦開幕局。昨年度の順位戦プレーオフでは両者共に羽生竜王に敗れて惜しくも挑戦を逃しており、今年こそはという想いは強いでしょう。
豊島八段は王位戦挑戦者決定戦と棋聖戦第1局で羽生竜王に連勝するなど、4月以降は一段と勢いを増しています。一方の稲葉八段は、昨年のNHK杯で藤井聡太四段(当時)に勝って以降は12勝4敗と高勝率を維持していましたが、直近では棋聖戦や竜王戦の大きな勝負を含め3連敗を喫しています。乗りに乗っている同世代のライバルを倒して流れを変えることは出来るでしょうか。
第76期名人戦は現在第5局を終えて佳境を迎えていますが、今月から始まる第77期順位戦の対戦表も既に発表されています。各クラスの昇級争いの行方を、管理人の独断と偏見で予想してみました。A級◎:名人戦敗者(佐藤or羽生)〇:豊島△:糸谷名人戦の敗者が本命です。... 第77期順位戦対戦表が決定、各クラスの昇級者を徹底予想 - 将棋を100倍楽しむ! |
過去の対戦成績は8勝8敗。
挑戦者の快勝で幕を開けた棋聖戦。昨年度の順位戦プレーオフでは羽生竜王が勝利しましたが、4月以降の公式戦では豊島八段が10勝3敗、羽生竜王が4勝7敗と明暗が分かれています。羽生竜王が敗れている相手は佐藤名人(3敗)、豊島八段(2敗)、深浦九段、木村九段と、いずれも強敵揃いではありますが、第1局の終局前後の様子は心なしか疲労感が濃かったように感じられ、過密日程による調整の難しさも影響しているのかも知れません。先手番となる第2局を落とすと棋聖戦11連覇へ向けて早くも赤信号が灯りますが、コンディションを立て直すことは出来るでしょうか。
過去の対戦成績は羽生竜王の12勝11敗。
第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局、羽生善治棋聖vs豊島将之八段の対局は、豊島八段が99手で勝利しました。 出典:Abema TV最先端のバランス振り駒の結果、豊島八段の先手となり、大方の予想通り早いペースで角換わり腰掛銀へ進みました。後手が△6五同銀と先... 豊島八段が羽生棋聖に快勝、初タイトルへ好スタートを切った抜群の安定感を徹底検証 - 将棋を100倍楽しむ! |