19,20日に行われた第76期名人戦第2局は、佐藤天彦名人が羽生善治竜王に快勝し、1勝1敗のタイに戻しました。羽生竜王の積極的な動きに対して佐藤名人が的確に反撃し、中盤以降は相手にチャンスを与えませんでした。
第76期名人戦七番勝負第2局は、佐藤天彦名人が羽生善治竜王を103手で下し、対戦成績を1勝1敗の五分に戻しました。現代将棋の積極性佐藤名人の先手で角換わりへ進み、早繰り銀を採用した羽生竜王が1日目から積極的に仕掛けました。先手の▲6六歩は△6四銀を牽制してい... 佐藤名人が快勝、「貴族」の勝ち方を見せつけた名人戦第2局を徹底検証 - 将棋を100倍楽しむ! |
第1局に引き続き、本局でも佐藤名人が終局直後に感想をツイッターに投稿しています。
将棋界における勝者の感想は総じて控えめになる傾向はあるとはいえ、先手が飛車を成り込む形になって以降は殆ど検討が行われないほど先手優勢と見られていた現地控室の見解と比べ、対局者は当然ながら終盤まで警戒を続けていたようです。
名人戦開幕前には羽生竜王有利と見る声が強かったと思いますが、佐藤名人が絶好調期だった2年前の名人戦を彷彿とさせるような完勝を収めたことで、勝負の行方は全く分からなくなりました。第3局以降も激戦が繰り広げられそうです。
第76期名人七番勝負第1局は、羽生善治竜王が佐藤天彦名人を97手で破り、白星スタートを切りました。横歩取りの乱戦から形勢不明の終盤が長く続いた大熱戦でしたが、対局終了から僅か数時間後には佐藤天彦名人がツイッター上で感想を述べ、大きな話題を呼んでいます。... 名人戦第1局舞台裏:激闘を終えた直後の佐藤名人のファンサービス - 将棋を100倍楽しむ! |
4月に開幕する第76期名人戦で、羽生善治竜王の挑戦を受ける佐藤天彦名人。2017年度はやや不本意な成績が続いたこともあり、苦戦が予想される佐藤名人ですが、2年前の名人戦では4勝1敗と当時の羽生名人を圧倒して初タイトルを奪取しています。本局では最終盤にそのシ... 将棋名局集「幻の詰み」:佐藤(天)vs羽生、第74期名人戦第2局 - 将棋を100倍楽しむ! |