佐藤名人が3勝2敗と防衛に王手を掛けて迎える第6局。第4局までは先手番が全勝していましたが、第5局で後手番の佐藤名人が快勝したことで名人3連覇へ大きく前進しました。羽生竜王は棋聖戦や王位戦などでも大勝負が続いた過密日程の中、第4局から公式戦5連敗を喫していましたが、直近では棋聖戦第2局で貴重な白星を挙げています。後手番の対局に限ると依然として4連敗中ではありますが、これまでに幾度となくタイトル戦でカド番を凌いできた底力を発揮することが出来るでしょうか。
第76期名人戦七番勝負第5局、佐藤天彦名人vs羽生善治竜王の対局は、佐藤名人が84手で勝利しました。 出典:Abema TV佐藤名人が完勝で名人3連覇に王手を掛けた一局を検証します。一路の差先手番の4連勝で迎えた第5局は、後手番の佐藤名人が得意の横歩取りを選択。対す... 佐藤名人が防衛に王手、竜王を追い詰めた完勝譜を徹底検証 - 将棋を100倍楽しむ! |
過去の対戦成績は佐藤名人の11勝8敗。
藤井七段にとって2期目となる順位戦の1回戦。年明け以降23勝2敗、4月以降は7戦全勝と、爆発的な勢いで勝ち進んでいる藤井七段が昇級の有力候補であることは間違いありませんが、C級1組は順位が悪いと9勝1敗でも昇級出来ないことが十分あり得るので(昨年度は順位6位の佐々木勇気六段が9勝1敗で頭ハネを体験しました)、初戦からトーナメント棋戦のような緊張感が求められます。
対戦相手の森下九段は6度のタイトル挑戦と8度の棋戦優勝経験を誇るベテラン棋士。弟子の増田康弘六段は「矢倉は終わった」という発言が有名になりましたが、森下九段はその矢倉戦法の大家であり、新世代の藤井七段に対しても矢倉を採用するかという点も注目です。
第76期名人戦は現在第5局を終えて佳境を迎えていますが、今月から始まる第77期順位戦の対戦表も既に発表されています。各クラスの昇級争いの行方を、管理人の独断と偏見で予想してみました。A級◎:名人戦敗者(佐藤or羽生)〇:豊島△:糸谷名人戦の敗者が本命です。... 第77期順位戦対戦表が決定、各クラスの昇級者を徹底予想 - 将棋を100倍楽しむ! |
両者は本局が初対戦となります。