2018/10/16
2017年度の将棋界の動きが全て分かる、「平成30年版 将棋年鑑 2018」の予約販売が始まっています。
永瀬拓矢七段が世の中で一番怖いものは「この世から◯◯◯がなくなること。」 そっ、それですかぁ・・・?
棋士が一番怖いものとは? ~将棋年鑑2018 棋士名鑑アンケートより|将棋情報局 #将棋情報局 https://t.co/ZRQ2rqhoQi— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) June 8, 2018
近年の将棋ブームの高まりを受け、最近では棋士のプロフィールなどをまとめた書籍も増えていますが、日本将棋連盟が昭和43年から毎年発行している「将棋年鑑」の充実度は他とは一線を画しています。タイトル戦から主要アマチュア棋戦まで合計500局以上の棋譜(電子ファイル付き)を収録している他、巻頭特集も以下のように目白押しです:
- 羽生善治 永世七冠への軌跡
- 記録部門独占!藤井聡太の1年
- 新しい波 菅井王位、中村王座インタビュー
- 糸谷・斎藤が振り返る、全タイトル戦
- 特別講座 1年間の流行戦法総まとめ
ちなみに、毎年恒例の「棋士名鑑」のコーナーでは、様々な質問に対して全棋士が答えるアンケートがあります。その中の一つ、「世の中で一番怖いものはなんですか?」に対する一部の回答が紹介されていました。
- 一部の虫(佐藤天彦)
「貴族」の佐藤名人に虫は似合いませんね。
- 将棋に興味がなくなる事(深浦康市)
長く第一線で活躍されている深浦九段の言葉だけに重みがあります。
- 常識(羽生善治)
これはかっこ良すぎますね!
そんな中で、最も面白かった回答がこちら:
- この世からバナナがなくなること(永瀬拓矢)
永瀬七段は昨年度の棋王戦で毎局バナナを大量に食べる様子が大きな話題となりました。「将棋は努力。才能は必要ない」と言い切るなど、将棋に対する非常にストイックな姿勢から「軍曹」の異名も持つ棋士で、真面目なイメージがありましたが、ユーモア溢れる一面もあるようです。あるいは、バナナがなくなることによるご自身の将棋への影響を本気で心配されているのかも知れませんが(^-^;。
将棋の内容はもちろん、棋士の人間的な魅力も詰まった「将棋年鑑」。今年も全ての将棋ファンが楽しめる内容になっているようです。