菅井王位、ハブの次はオニも退治？異色の岡山市PR動画

２０１７年の王位戦で羽生善治３冠（当時）を破り、初タイトルを獲得した菅井竜也王位。平成生まれ初のタイトルホルダーとなった菅井王位は、現在も出身地の岡山県に在住し、大山名人記念館で月１回小中学生にボランティアの将棋教室を開催するなど、地元愛溢れる棋士としても知られています。

そんな菅井王位が地元のPR動画にも出演されていたので、ご紹介します。棋士の和服での対局姿はやはり絵になりますね。

鬼に勝負を挑まれ、不敵な笑みを浮かべる菅井王位。果たして勝負の行方は？

対局では菅井王位が得意の振り飛車から見事に鬼の玉を頭金で詰ましたようです。実際に撮影現場で将棋が指されたかどうかは分かりませんが、もしアドリブだとすると、菅井王位と平手で対局出来た鬼がうらやましい限りです。

盤上で勝負が決した後は、菅井王位と鬼が並んで桃を食べています。誰とでも仲良くなれる将棋の良さと、桃太郎でも気軽に鬼退治が出来ない最近のコンプライアンス事情が混在した、不思議な光景ですね(^-^;。

この動画の鬼は何となく坂本龍馬を連想させますが、龍馬以外にも幕末の志士の多くが中国・四国地方から誕生しています。菅井王位は長く続いた羽生幕府の支配に終止符を打ち、将棋界に新しい時代をもたらすことが出来るでしょうか。

若手棋士や地方の魅力が伝わるこのような動画が今後さらに増えると、将棋ファンとしては嬉しいですね。