2018/10/16
第76期C級2組順位戦最終局が本日行われます。既に9戦全勝で昇級を決めている藤井聡太六段は、昨年の上州YAMADAチャレンジ杯で219手の死闘の末に敗れた三枚堂達也六段と対戦します。公式戦15連勝も掛かる対局で、全勝昇級を決めることが出来るでしょうか。
一方、残り2枠の昇級争いは7勝2敗で7人が並んでおり、熾烈を極めます。
順位が良い都成四段と増田五段は共に他棋戦でも安定して好成績を収めており、いつC級2組を抜けていてもおかしくない格です。最終戦を前に2敗で自力昇級の権利があるのは例年と比べると恵まれたレース展開だと言えますが、敗れると昇級は非常に厳しい情勢でもあります。
また、今期は藤井聡太六段も含め、順位戦初参加の棋士の活躍も目立っています。特に今泉四段と佐々木四段は8回戦まで1敗で昇級圏内にいましたが、9回戦で手痛い敗北を喫してしまいました。順位が悪い今期の昇級は難しくなりましたが、8勝2敗と7勝3敗では来期の順位が10番近く変わってくるため、最終局が重要な一戦であることに変わりはありません。