2018/10/16
第31期竜王戦決勝トーナメント1回戦、藤井聡太七段vs都成竜馬五段の対局が本日行われています。
昨年度の竜王戦では藤井七段が史上最多の29連勝を達成したことが記憶に新しいですが、今年も年明け以降は24勝2敗と、昨年に迫るほどの勢いで勝ち続けている中で竜王戦を迎えました。竜王挑戦までは5連勝した上で挑戦者決定3番勝負も制する必要があり、まだまだ先は長いですが、王座戦でも挑戦まで残り2勝と迫っている藤井七段が挑戦者争いの有力候補であることは間違いないでしょう。
対戦相手の都成五段は順位戦では藤井七段と共にC級1組昇級を果たした実力者ですが、昨年度の32勝11敗という好成績の中の3敗は対藤井戦でした。今年度もここまで10勝2敗と好調を維持しており、雪辱戦となる本局には並々ならぬ闘志を燃やして来るでしょう。
振り駒の結果、都成五段の先手と決まりました。
本局の勝者は29日に早くも2回戦で増田康弘六段と対戦します。
過去の対戦成績は藤井七段の3勝0敗です。
ちなみに、個人的な挑戦者予想は以下の通りです:
◎:豊島将之八段
〇:藤井七段
▲:広瀬章人八段
やはり1組上位者のアドバンテージ(広瀬八段は準決勝から、豊島八段は準々決勝から登場)は大きく、藤井七段は数々の難敵をなぎ倒した上で更にその先で待ち受けるトップ棋士達を破らなければなりません。かなり気は早いですが、仮に挑戦者決定三番勝負が豊島八段(その頃には棋聖・王位になっている可能性もあります)vs藤井七段の対決となれば、関西の天才同士の戦いは歴史に残る名勝負となるかも知れません。