2018/10/16
第31期竜王戦決勝トーナメント2回戦、藤井聡太七段vs増田康弘六段の対局が本日行われています。
今年度9戦全勝、年明け以降も25勝2敗と、破竹の勢いで勝ち進んでいる藤井七段の最新対局。対戦相手の増田六段とは昨年の竜王戦決勝トーナメント1回戦でも対戦しており、その時は藤井七段が勝って史上最多となる29連勝を達成しました。増田六段は16歳でプロ入りを果たし、新人王戦で2連覇を果たすなど、東の天才との呼び声高い若手実力者ですが、「初めて年下に平手で負けた」相手である藤井七段に対しては内心期するものがあるでしょう。
9時40分頃に藤井七段が入室し、下座へ座りました。藤井七段はこれまで「段位で上回る先輩/年長者」に対しては席次通り上座に着いていましたが、竜王戦の組(増田六段は4組、藤井七段は5組)を優先されたようです。その後、藤井七段が席を外していた9時45分頃に増田六段が入室し、すぐに上座へ着きました。さすがに多くの報道陣の前では「上座の譲り合い」は起こりませんでしたが、解説者の推測によると、もしかすると入室前の見られていない場所で両者の間で譲り合いがあったかも知れない、とのことです。
振り駒の結果、増田六段の先手と決まりました。
過去の対戦成績は藤井七段の1勝0敗。非公式戦では藤井三段時代の研究会と、四段時代の「Abema TV炎の七番勝負」で対戦があり、1勝1敗です。