2018/10/16
9月3日:菅井竜也王位vs藤井聡太七段
棋王戦挑戦決定トーナメント
6月にトーナメント表が決定した時から将棋界の注目を一身に集めていたカードがついに実現しました。藤井七段は今年度もここまで18勝3敗(8連勝中)と爆発的な勝率を維持していますが、菅井王位も王位戦では難敵の豊島棋聖を相手に3勝2敗と初防衛に王手を掛けており、充実期が続いています。約1年前に行われた公式戦初対戦では菅井七段(当時)が藤井四段を一蹴しましたが、本局は激戦となることはほぼ間違いないでしょう。
過去の対戦成績は菅井王位の1勝0敗です。
9月4日:中村太地王座vs斎藤慎太郎七段
王座戦第1局
初防衛を目指す中村王座と、2度目のタイトル挑戦となる斎藤七段の東西イケメン対決。中村王座は昨年10月にタイトルを獲得して以降はやや調子を崩されていましたが、今年度は6勝3敗と防錆戦へ向けて照準を合わせて来ています。一方の斎藤七段は王座戦決勝トーナメントでタイトル保持者3人と藤井七段をなぎ倒すなど、今年度は15勝5敗と絶好調です。タイトル保持者が乱立する戦国時代の将棋界を象徴するフレッシュな顔合わせとなりましたが、一早くシリーズのペースを握るのはどちらでしょうか。
過去の対戦成績は1勝1敗です。
9月6日:
深浦康市九段vs広瀬章人八段
竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局
羽生竜王への挑戦者を決める三番勝負の最終局。第1局は深浦九段の快勝でしたが、第2局は231手の大激戦の末に最後は広瀬八段が底力を示しました。A級棋士同士の重量級対決ではありますが、どちらが勝っても久々のタイトル戦となるだけに、再び第2局のような人間味あふれる大激戦となる予感がします。
過去の対戦成績は広瀬八段の11勝5敗です。