2018/10/16
三段リーグの最終17-18回戦が昨日行われ、長谷部浩平三段と池永天志三段が四段昇段を決めました。
16回戦を終えて自力だった両者は、共に17-18回戦と連勝し、最終成績は14勝4敗でした。
また、服部慎一郎三段も同じく14勝4敗でしたが、順位の差に泣き次点に終わりました。最終日に自身が連勝し、かつ上位2名に入れない確率は僅か64分の1でしたが、今期の上位陣は層が厚く、4敗でも昇段出来ないという不運に見舞われてしまいました。しかし、服部三段は今期が三段リーグ初参加で、年齢も18歳と若く、来期以降に大いに期待が持てる結果にはなりました。
昇段者のコメント:
長谷部浩平:
「昇段した実感はまだわかないです。 今期はずっと順位的には首位だったと思うのですが、すごく苦しい戦いが多かったので、ずっと苦しかったなという印象です。
棋士として対局を頑張るのはもちろんですが、栃木県出身の棋士はまだ戦後出ていなかったので、地元の普及の方もしっかりやりたいと思います。」池永天志:
「昇段してほっとしたのが最初の感想です。今期の三段リーグは自分の実力以上のものが出せたと思います。具体的な目標はまだ決められていないですが、師匠の小林九段の成績や記録を1つでも越えられるように頑張っていきたいと思います。」
出典:日本将棋連盟