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負ければ引退!?中尾五段vs牧野五段は異例の超長手数の末指し直しに

time 2018/02/28

戦後最長手数を更新:420手で持将棋成立、終局は午前4時50分

2月27日に行われた、第31期竜王戦6組、中尾俊之五段vs牧野光則五段の対局は、戦後最長手数となる420手で持将棋が成立しました。


中尾五段は事実上引退の懸かった一戦

中尾俊之五段(左)、牧野光則五段 (https://www.shogi.or.jp/)

フリークラス転入後10年目となる中尾五段は、今年度はここまで16勝8敗。10年以内に達成できなければ引退となるC級2組への昇級既定のうち、唯一可能性が残っていたのは「18勝以上かつ勝率6割以上」。本局に敗れると年度内に2局以上対局が組まれる可能性が低いため、事実上引退の懸かった一番でした。

両者は過去にも超長手数の将棋を経験

中尾五段は2017年12月に246手、牧野五段は2014年に343手の将棋を指し、共に勝利しています。本局はそれらをも上回る、戦後最長手数となりました。

指し直し局は牧野五段が勝利

指し直し局は午前4時50分、100手で牧野五段の勝ちとなりました。事実上の引退が懸かった一局で、異例の超手数の末に深夜に持将棋に持ち込みながら、最後は敗れてしまう・・・勝負の世界とは言え、将棋の神様は何と残酷なのでしょうか。

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