2018/10/16
将棋界では34年ぶりの新タイトル戦となる叡王戦。その決勝7番勝負の発表会が開催されました。
共に初のタイトル戦となる金井恒太六段と高見泰地六段。共にダークホース的な存在でしたが、本戦トーナメントでは並み居る優勝候補達をなぎ倒して決勝へ進出して来ました。
将棋中継でのトーク力にも定評がある両対局者とあって、会見は笑いを真面目ながら進みました。しかしその中でも、タイトル戦へ掛ける思いが言葉や表情の節々から感じられました。
後半には振り駒が行われ、第1、3、5局が金井六段の先手番、第2、4、6局が高見六段の先手番と決まりました。
続いて叡王戦独自のシステムとなる持ち時間の選択が行われました。高見六段が「事前に1000時間は考えた、ことにしておきます」と語ったように、様々な戦略的な駆け引きがあったようです。
結果的に、第1、2局は各5時間、第3、4局は各3時間、第5、6局は各1時間で争われることになりました。第7局までもつれ込んだ場合は、再度振り駒が行われ、各6時間で最終決戦が行われます。
名人戦の開催時期と重なる叡王戦ですが、これまでのタイトル戦にはない新たな見どころが満載となりそうな予感がします。4月14日の第1局が待ち遠しいですね。
ちなみに、ドワンゴが制作するPVはいつも非常に見ごたえがありますが、今回は特に素晴らしいです。驚くようなゲストが演奏しているので、オープニングだけでも是非ご覧ください!