2018/10/16
目次
3月12日:広瀬章人八段vs豊島将之八段
順位戦プレーオフ第3局
6名が6勝4敗で並ぶ異例の事態となった今期A級順位戦の、生き残りを懸けたプレーオフ第3局。今年度絶好調の豊島八段は今月に入って早くも5局目の対局。前々日はプレーオフ第2局、翌々日には王将戦第6局と、鬼のような過密日程が続く。
対する広瀬八段も、年明け以降8勝1敗としり上がりに調子を上げている(ちなみにこの1敗は朝日杯決勝で藤井六段に敗れたもの)。順位戦では最終戦で豊島八段に快勝してプレーオフに持ち込んでおり、この勢いを活かして3年ぶりとなるタイトル挑戦を目指したいところ。
過去の対戦成績は豊島八段の5勝4敗。
3月13日:永瀬拓矢七段vs宮本広志五段
C級1組順位戦最終局
千田翔太六段の昇級が決まり、残り1枠を懸けて争われる最終局。2番手の永瀬七段は自力ながら、敗れると昇級は非常に厳しくなる情勢。前々日に棋王戦第3局で完敗を喫したばかりで流れは良くないが、8割近い今期の勝率を形ある結果につなげるためにも自力昇級を決めたいところ。
過去の対戦成績は1勝1敗。
3月14-15日:久保利明王将vs豊島将之八段
王将戦第6局
今期8局目となる久保vs豊島戦。豊島八段は3月だけで6局目の対局で、前々日にはA級プレーオフを戦っている。依然として王将戦、順位戦共に1敗も許されない状況だが、初タイトル獲得へ望みをつなげるか。
一方の久保王将としては、順位戦最終局以降の悪い流れを断ち切るためにも、次戦で防衛を決めてしまいたいところ。第5局以降は他棋戦の対局はなかったため、コンディションを立て直せたかどうかがカギを握る。
過去の対戦成績は豊島八段の14勝13敗。
3月15日:三枚堂達也六段vs藤井聡太六段
C級2組順位戦最終局
公式戦14連勝と波に乗る藤井六段。順位戦は既に9勝0敗で昇級を決めているが、全勝で華を添えることは出来るか。三枚堂六段は順位戦こそ後半に失速してしまったものの、各棋戦で7割に迫る勝率を挙げている若手実力者の一人。強敵を倒し、来期へつなげたいところ。
過去の対戦成績は三枚堂六段の1勝0敗。
3月17日/18日:羽生善治竜王vs広瀬or豊島
順位戦プレーオフ第4局
豊島八段のあまりの過密日程により、まだ日程すら決まっていない順位戦プレーオフ第4局。第3局が広瀬勝ちなら17日、豊島勝ちなら18日に行われる。