2018/10/16
「叡王戦開催記念 チーム対抗 詰将棋カラオケ」という企画がニコニコ生放送で行われました。棋士がカラオケを1曲を歌い終えるまでに詰将棋を解き、カラオケの点数と詰将棋の手数に応じた合計点で競うという斬新な企画の中で、糸谷八段が神業を披露しています。
詰将棋が表示されてから歌い終えた糸谷八段が解けたことを表明するまで、約5分しかありません。25手詰めはプロでも5分間集中して考えても詰まなくても全くおかしくない手数です。「神業」という言葉を安易に使いたくはありませんが、個人的には棋士の凄さをこれほど感じるパフォーマンスを見たことがありません(^-^;。
問題を見た瞬間に、いかにも難解そうな中段玉の配置を見た糸谷八段が「いやぁ~~」と悶絶していたのも、結果的に絶妙な前振りになっています(笑)。あまりにも高い独特の歌声にも度肝を抜かれましたが、最後はしっかりと将棋の実力で話題をさらった糸谷八段はさすがでした。
ちなみに、歌唱力で抜群のパフォーマンスを披露したのは佐藤慎一五段、門倉啓太五段、そして高橋道雄九段と香川愛生女流三段のデュエットでしたが、詰将棋のあまりの難易度に途中からは歌のみに集中していたようです。
予想以上に面白かった「詰将棋カラオケ」。是非とも今後も開催し、藤井聡太六段が出演して下さる年齢になるまで続けて頂きたいものです(笑)。