2018/10/16
第66期王座戦決勝トーナメント1回戦、屋敷伸之九段vs藤井聡太六段の対局が本日行われます。
藤井六段にとって史上最年少でのタイトル挑戦が懸かる王座戦の決勝トーナメント1回戦。持ち時間5時間以上の対局(順位戦、竜王戦、王座戦)の通算成績は27勝1敗(!)という驚異的な強さを誇り、直近の将棋の内容も考慮すれば挑戦の有力候補であることは間違いありません。一昨日福岡市で行われた将棋イベントでも、持ち時間の短い公開対局とはいえ若手実力者の佐々木大地四段に快勝しており、朝日杯優勝以降の好調を依然として維持しています。
一方の屋敷九段は奇しくもこれまでの史上最年少タイトル挑戦記録(17歳10か月)の保持者です。初対戦となった昨年度の朝日杯では藤井六段に敗れており、今度こそベテランの意地を見せたいところです。
振り駒の結果、屋敷九段の先手となりました。
この対局の勝者は準々決勝で羽生善治竜王vs深浦康市九段の勝者と対戦します。実力者揃いの決勝トーナメントの中でも屈指の激戦区となり、このブロックを勝ち上がった棋士が挑戦の最有力候補になる予感がします。