2018/10/16
藤井聡太六段が史上初の4連覇を達成した、第15回詰将棋解答選手権チャンピオン戦。その初級戦と一般戦が昨日全国各地で行われました。
一般戦の問題が公開されたので、挑戦してみました。
一般戦
チャンピオン戦と別日に行われるのが残念ですが、詰将棋を真剣に解くにはこれ以上ない環境で行われる一般戦は、制限時間60分で5-15手詰が6問出題されます。
昨年の一般戦は10分ほどで全て解けたのですが、今年は第3問と第5問に苦戦し、30分ほどかかりました。チャンピオン戦の問題は藤井六段対策で年々難易度が上がっているようですが、一般戦にもその傾向が反映されているのかも知れません。
解き終えた後に思いついた裏技としては、5,7,9,11,13,15手が各1問ずつで手数順に出題されていると仮定すれば(実際今年はその通りでした)、それぞれの問題の手数が推測出来ます。短編詰将棋は詰め上がりまでの手数を知っていると読むべき筋を絞り込めることもあるので、本気でタイム短縮を狙うのであればこのような決め打ちも有効かも知れません。
こちらが今年の第3問。9手詰めとしては恐らくトップクラスの難易度で、中々解けなくて焦りました(^-^;。
第15回詰将棋解答選手権一般戦 第3問
作者:野々村禎彦
チャンピオン戦の高すぎる壁
一般戦の6問は、アマ三段以上あれば時間内に全問解けそうですが、近年のチャンピオン戦は藤井六段でも全問正解出来るかどうかというレベルなので、一般人には完全に縁がない世界と化しています。管理人を含め、参加してみたいけど一般戦では物足りなく、チャンピオン戦は気が引けるというレベルのファンは多いのではないでしょうか。
藤井六段が4連覇を達成した、詰将棋解答選手権出題作品に挑戦してみた
チャンピオン戦の各ラウンドの最終第5問は、常人では制限時間無制限でも解くことはほぼ不可能なものばかりです。可能ならば、4問目までの問題の難易度を揃えた「チャンピオン部門」の上に、5問目の超難問ばかりの「藤井聡太部門」を新設して頂きたいところです(^-^;。