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王座挑戦まで残り3勝!藤井七段が難敵、深浦九段との雪辱戦に挑む

time 2018/06/22

第66期王座戦決勝トーナメント準々決勝、深浦康市九段vs藤井聡太七段の対局が本日行われています。


中村太地王座への挑戦権を争う決勝トーナメントは佳境を迎えており、反対の山では渡辺明棋王と永瀬拓矢七段が一早く準決勝進出を決めています。本局の勝者は、同じく本日行われている久保利明王将vs斎藤慎太郎七段の勝者と準決勝で対戦します。

両者は約1年半前、藤井七段の四段昇段直後に行われた非公式戦(Abema TV「炎の七番勝負」)にて初めて対戦し、藤井七段が勝利しました。中学生の新人がトップ棋士7人を相手に6勝1敗という驚異的な成績を収めたこの七番勝負以降、深浦九段は藤井四段と練習将棋を指すために名古屋まで出向いたそうです。A級棋士を新四段の地元まで向かわせるほど、藤井七段との対局で感じた強さが衝撃的だったということでしょうか。

その後、公式戦での初対戦となった昨年12月の叡王戦本戦1回戦では、深浦九段が苦しい将棋を粘り倒して貫禄を示しています。この将棋は藤井七段の全公式戦の中でも非常に珍しいほどの大逆転負けで、終局直後の藤井七段はその場に倒れ込むのではないかと心配になるほどがっくりとうなだれていました。藤井七段は最近のインタビューでは四段昇段直後の自分と対戦すれば「7割は勝ちたい」と語っておられましたが、その言葉を実証するかのように勝ちまくっている(年明け以降23勝2敗)だけに、半年前の雪辱を果たしたいという気持ちは強いでしょう。

一方、深浦九段は1回戦で羽生竜王を破って準々決勝へ進出していますが、奇しくも先述の叡王戦でも藤井七段戦の直前の対戦相手が羽生竜王でした。叡王戦では「羽生さんを負かした棋士には責任がある」と力強く語り、その言葉通り藤井七段をねじ伏せた姿には迫力がありました。本局でもベテランの意地を見せることが出来るでしょうか。

9時40分頃に藤井七段が先に入室し、深浦九段も9時45分過ぎに到着されました。振り駒の結果、深浦九段の先手番と決まっています。

過去の対戦成績は先述の通り深浦九段の1勝0敗です。

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