2018/10/16
藤井聡太六段が公式戦16連勝を懸けて、王座戦2次予選決勝で糸谷哲郎八段と本日対局します。
昨年の29連勝を彷彿とさせる勢いで勝ち進んでいる藤井六段。自身の連勝記録まではまだまだ先は長いですが、今後対戦が予想される相手の顔ぶれを見ると、「怪物」糸谷八段が最大の難敵だと言っても過言ではなく、奇跡の連勝記録再更新へ向けた大一番になりそうです。
藤井六段の連勝記録に立ちはだかる最大の難敵、糸谷哲郎八段とは?
早指しを得意とする糸谷八段に対し、藤井六段はこれまで5時間以上の持ち時間(順位戦、竜王戦、王座戦)では通算25勝1敗(!)という驚異的な勝率を誇ります。藤井六段が持ち時間に余裕を残して優勢を築いた際の抜群の安定感を踏まえると、糸谷八段としては得意の腕力で中盤のうちにリードを奪い、持ち時間が関係なくなるような展開に持ち込みたいところです。
ちなみに、王座戦は藤井六段にとって最速でタイトル挑戦の可能性がある棋戦です。本局を含めてまだ残り5連勝が必要ですが、ここで糸谷八段を圧倒するようなことがあれば、9月に史上最年少でタイトル戦に登場する可能性も現実味を帯びて来そうです。